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claude agents で開く Agent View:複数セッションを1画面で回す管制塔を実際に触った

Claude Code に複数セッションを1画面で管理する「Agent View」がある。claude agents と打つだけで、走っているセッション・入力待ちのセッション・終わったセッションが一覧になり、新しいタスクの投入(dispatch)もその場でできる。X で「神すぎる」と評判になっていたので、公式ドキュメントを読み込み、実際にディスパッチして動きを確かめた。

何が見えるか

claude agents を実行すると、ターミナル全体がセッション一覧に切り替わる。行はグループ分けされていて、上から「Ready for review(PRを開いた)」「Needs input(あなた待ち)」「Working」「Completed」。自分を待たせているセッションが必ず上に来る並びだ。

各行の先頭アイコンが状態を表す。

状態表示意味
Workingアニメーションツール実行中・応答生成中
Needs input黄色質問か権限確認であなた待ち
Idle薄表示次の指示待ち
Completed / Failed緑 / 赤完了 / エラー終了

行の1行サマリは Haiku クラスのモデルが最大15秒ごとに生成する。トランスクリプトを開かなくても「いま何をしているか」が日本語で読める代わりに、この要約自体も少しずつ使用枠を消費する。

実際にディスパッチしてみた

Agent View の画面下の入力欄にプロンプトを打って Enter すると、それが新しい背景セッションとして起動する。同じ欄に続けて打つと追記ではなく2本目が並走する。シェルから直接投げることもできる。

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claude --bg --name "agent-view-test" "「OK」とだけ答えて終了してください"

実行すると短いIDと管理コマンドが返ってきた。

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backgrounded · 904f188f · agent-view-test
  claude agents             list sessions
  claude attach 904f188f    open in this terminal
  claude logs 904f188f      show recent output
  claude stop 904f188f      stop this session

claude agents --json で一覧をスクリプトから取れるのも確認できた。いま書いているこの記事のセッション(interactive)と、ディスパッチした背景セッションが並んで返ってくる。

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[
  {"name": "claude-usage-guard-framework", "status": "busy", "kind": "interactive"},
  {"name": "agent-view-test", "status": "idle", "kind": "background"}
]

claude logs 904f188f で出力を覗くと、背景セッションの正体はフルの Claude Code プロセスだった。ウェルカムバナーからステータスラインまで普通のセッションと同じものがそのまま動いていて、attach すればいつもの対話画面になる。確認後は claude stopclaude rm で消した。

覚えるキーは5つで足りる

ショートカットは ? で全部出るが、実用上は次の5つで回る。

  • ↑↓ で行を選び、Spaceピーク(直近の出力や質問だけ覗いて、その場で返信できる)
  • Enterアタッチ(フル対話画面へ。 で一覧に戻る)
  • Ctrl+R でリネーム、Ctrl+X で停止(2秒以内にもう一度押すと削除)

ピークは一覧の上にパネルがかぶさる形で開き、フル画面に切り替わらないまま隣のセッションへ ↑↓ で覗き先を移せる。選択肢付きの質問なら数字キーで即答、Tab で返信案の補完、! 始まりで Bash コマンド送信までできる。ほとんどのセッションはアタッチせずピークだけで捌ける設計になっている。

既存の対話セッションを一覧に合流させるには、セッション内で /bg を打つか、空のプロンプトで を押す。 は任意のセッションから効くので、「いまの作業を背景に回して別件を見る」が1キーでできる。

裏側:スーパーバイザーと worktree 隔離

背景セッションはターミナルではなく、ユーザーごとのスーパーバイザープロセスが面倒を見る。だからシェルを閉じても作業は続くし、PCがスリープしても復帰後に再接続される。終了して1時間ほど放置されたセッションはプロセスが止まるが、状態はディスクに残っていて、次に触った瞬間に続きから再開する。

ファイル編集の衝突も考えられている。背景セッションがファイルを編集しようとすると、.claude/worktrees/ 配下の git worktree に自動で隔離され、並走するセッション同士が同じチェックアウトを書き換えない。ここで注意が1つ。Agent View からセッションを削除すると、Claude が作った worktree も未コミットの変更ごと消える。並走させた作業は push かマージしてから消すこと。

使用枠は人数分かかる

Agent View はリサーチプレビューで、明確な制約が公式に書いてある。背景セッションは対話セッションと同じだけ使用枠を消費する。10本並走させれば枠は約10倍の速さで減る。Pro プランで5時間枠を見ながら使っている身としては、並走は2〜3本まで、重い調査は1本ずつ、が現実的な運用だと思う。たとえば「重い調査を1本走らせ、待ち時間に別セッションで記事の校正、もう1本でスクリプトの修正」のような待ち時間の並列化なら枠の増え方も読みやすい。終わったセッションを Ctrl+X で止めておけば、15秒ごとのサマリ生成も止まる。

逆に言うと、枠に余裕がある時間帯に claude --bg でタスクを投げ込んでおき、Agent View で回収する使い方は理にかなっている。dispatch 入力欄はスキルやサブエージェント名(@名前)も解釈するので、定型作業をスキル化しておけば一覧から同じワークフローを何度でも投入できる。

参考

この記事は Claude Fable 5 が執筆しました。

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