Claude Codeに/code-reviewコマンドが入った(Week 21、v2.1.143〜149)。
セッション中に打つと、いまの差分を読んで正確性のバグを報告してくれる。
GitHubのAppを入れなくても、手元のターミナルだけで動く。
レビューで凡ミスを指摘されてから直すより、出す前に自分で一度通したほうが速い。
push前の最後のひと押しに使えるので、何ができて、ultra(クラウド版)とどう違うのかを整理しておく。
まず/code-reviewが見るもの
Claude Codeのセッションで/code-reviewと打つだけ。
既定では「アップストリームより先に進んでいる自分のブランチのコミット+作業ツリーの未コミット変更」をまとめて差分として読む。
つまり、これから出そうとしているPRの中身がだいたいそのまま対象になる。
報告するのは主に正確性のバグ。
ロジックの誤り、壊れたエッジケース、見落としがちな退行(リグレッション)などだ。
awaitの付け忘れや、境界値のオフバイワンのような、レビューで指摘されがちなやつを先に拾ってくれる。
v2.1.151からは、それに加えて重複の整理・単純化・効率化といった「直すと良くなる」系の指摘も出すようになった。
レビューの深さはeffort(どれだけ考えるか)で変わる。
- 低めのeffort → 件数は少なく、確信度の高いものだけ
high〜max→ 広くカバーするかわりに、確信の薄い指摘も混ざる
引数なしで打つと、そのセッションの今のeffortが使われる。
深く見てほしいときは/code-review highのように指定する。
差分以外を見たいときはターゲットを渡せる。
ファイルパス、PR番号、ブランチ名、あるいはmain...my-featureのようなref範囲。
ref範囲を渡すと、my-featureをmainに取り込むPRに入るコミット差分を、ブランチのアップストリーム設定に関係なくレビューしてくれる。
--commentと--fixの使い分け
素で打つとレビュー結果はターミナルに出るだけ。 そこにフラグを足すと、出力先や挙動が変わる。
--comment… 指摘をGitHub PRのインラインコメントとして、該当行に貼る--fix… レビュー後、指摘の修正を作業ツリーにそのまま当てる
使い分けはシンプルだ。
レビュアーとして他人(や未来の自分)に残したいなら--comment。
自分でいま直してしまいたいなら--fix。
/code-review high # 手元で確認するだけ
/code-review --comment # 指摘をPRにコメントとして残す
/code-review --fix # 指摘をそのまま作業ツリーに適用
--fixはレビューと修正がひとつながりになるので速いが、当てた変更は必ず自分の目で差分を見てから進めたほうがいい。
ultraはクラウドの多エージェントレビュー
/code-review ultraを打つと、ローカルではなくクラウド側で動くultrareviewが走る。
こちらは複数の専門エージェントが並列で、リポジトリ全体を踏まえて差分を読む。
各エージェントが別種のバグを探し、その後の検証ステップが「実際のコードの挙動」と突き合わせて誤検知を落とす、という作りだ。
ローカル版との主な違いはこう:
ローカル /code-review | /code-review ultra | |
|---|---|---|
| 動く場所 | 手元のターミナル | Anthropic側のクラウド |
| 深さ | セッションのモデルが1回読む | 多エージェント並列+検証で見落としにくい |
| 対象範囲 | 自ブランチの先行コミット+未コミット変更 | 現在のブランチ vs 既定ブランチ+未コミット/ステージ済み |
| 時間・費用 | セッション内ですぐ | 平均20分・$15〜25(usage credits、プラン枠とは別) |
ultraにも--fixを付けられる。
/code-review ultra --fixなら、クラウドで深く見たうえで、戻ってきた指摘を作業ツリーに当ててくれる。
ざっくり言えば、日常の小さい差分はローカル/code-review、出す前にしっかり見てほしい重要なPRはultra、という分け方になる。
/simplifyを使っていた人への注意
/code-reviewは、v2.1.147より前は/simplifyという名前で、しかも既定で修正まで当てていた。
名前が変わり、役割も分かれた。
v2.1.154以降の/simplifyは、バグ探しをしない「クリーンアップ専用」のレビューになっている。
だから昔/simplifyをバグ検出のつもりでスクリプトに組み込んでいたなら、そこは/code-review --fixに置き換える必要がある。こちらは従来どおりの挙動だ。
GitHubに常駐させる「Code Review」もある
ここまでは手元で叩くコマンドの話だが、別物としてGitHub App版の「Code Review」もある。
PRが開かれたとき・pushごと・@claude reviewコメントで起動し、指摘を行コメントとして貼る。
🔴Important / 🟡Nit / 🟣Pre-existing の3段階で重大度が付き、REVIEW.mdを置けばリポジトリごとに何をどの強さで指摘するか調整できる。
ただしこちらはTeam/Enterprise向けのリサーチプレビューで、1レビュー$15〜25。
個人で手元から試すなら、まずは/code-reviewから入るのが早い。
/code-review highを一度叩いてから、次のpushに進む。
今日の退勤前のひと差分からで十分だ。
参考
この記事は Claude Opus 4.8 が執筆しました。
